金持ちに善人無し

金持ちに善人無し

前に勤めていた会社は、結構な財産を所有する資産家が直接経営していた会社だった。

その資産家は、財団を所有し、不動産会社を所有し、福祉事業会社を所有し、観光事業会社を所有していた。

子供一人は一部上場で観光事業を手掛ける創業者の嫁となり、創業者が亡くなった後の資産を受け継ぎ、極めて大きな資産家として多方面に影響力が有る様だ。

さて、この資産家はどの様に金を稼ぎ、資産家になったかと言うと、自称「俺は人の物を盗んで、金持ちになった。」と言わしめるほど、人の物や金を奪い、得た資金で更に利益を得る投資を強奪の様に行い生きて来たらしい。

その得た利益は税金として納める事を生きがいとしているのだ。

僕がこの資産家の観光開発事業のホテルに勤めた際に見た手口をご紹介する。

1、休みは法律で定められている72日のみで、有給休暇は名目上有る事になっているが、有給を消化する事は許されない。

2、変形労働制でみなし残業で固定払いの給料だが、残業時間の想定は20時間以下だが、実質の労働時間は80時間以上

3、事業所用のお金は全て本社に居る社長に稟議書を出し決裁を受ける必要がある。

4、稟議書には比較用も含め、3ヶ所から見積書の添付が必須

5、事業用で調理用材料以外は、年に1回の予算稟議にて見積書にて稟議の決済を仰ぎ、1年分まとめて発注する事で、コストを削減する。

6、食材用に掛ける費用は、通常では宿泊費の20%を充てるが、当事業所は16%が厳守だった。

7、売店での原価は60%以下の商品のみ許された。

8、酒やタバコの小売り販売は無許可だった。

9、事業用水道は自前の専用水道が有り、調理排水は川へそのまま放流だった。汚水は自前の汚水処理施設を使用していた。下流には自治体の飲料水として用いられていたため、定期的に原水の測定数値が発表されていたが、見るとその広範囲な地域で断トツに悪い数値であり、非常に劣悪な水を下流域の住民は飲料水として飲んでいたようである。

10、従業員が80人位の職場であったが、新卒の高校生を10~20人ほどを毎年雇っていた。新卒者は3年後には1人か2人位しか残らないからである。(様は若者の使い捨てである)